ルプラックを飲む前に必ずチェック。服用方法と使用禁忌、併用禁忌薬

薬の飲み方
薬を正しく飲むことはとても大切です。
誤った服用方法で飲んだ場合、効果をしっかりと感じられない。
また作用が強く出てしまい体調の悪化を招くこともあります。

ルプラックをこれから服用する方は

・服用方法
・飲んではいけない使用禁忌
・併せて飲んではいけない併用禁忌薬

について学びましょう。

ルプラックの正しい飲み方

どうやって服用するの?
ルプラック錠は4mg、8mgがあります。
ルプラックの利尿効果はとても強力なため、初めて飲む方は少量から試してみましょう。
効果の体感によって徐々に増量するのが推奨されています。

ルプラックは心性浮腫、腎性浮腫、間性浮腫などの疾患からくるむくみを改善する薬です。

美容目的のむくみとりとして使用し、医師から用法用量に関しての指示がない場合、飲み過ぎは危険です。

有効成分 トラセミド
用量 1回4~8mg
回数 1日1回
飲み方 水、またはぬるま湯
飲むタイミング 空腹時推奨

ルプラックの使用禁忌

ルプラックの使用禁忌
使用禁忌とは、お薬を使用してはいけない条件を指します。
ルプラックの使用禁忌は以下の通りです。

【トラセミド過敏症】
使用する薬の有効成分に対して過敏症がある場合、アレルギーやアナフィラキシーショックを引き起こす恐れがあります。

【肝性昏睡】
ルプラックの副作用として低カリウム血症があります。
低カリウム血症により、血液中のアルカリ性度が高くなり肝性昏睡を悪化させるおそれがあります。

【無尿】
無尿の疾患がある方にルプラックを投与しても利尿効果がないため、使用禁忌となっています。

【体液中のカリウム、ナトリウムの明らかな減少】
ルプラックの副作用として、低カリウム血症、低ナトリウム血症があります。

体液中のカリウム、ナトリウムが明らかに減少している方がルプラックを飲むとさらにその症状を悪化させます。

ルプラック服用の相互作用

医薬品における相互作用とは、複数の薬を一緒に飲むことによって起こる作用のことです。

薬の作用を弱める、体調の悪化を招くなどさまざまな症状がでます。
日頃から飲んでいる薬がある方は特に注意が必要です。

作用を弱める薬

・昇圧アミン
・ノルアドレナリンなど

ルプラックの有効成分トラセミドが昇圧アミンに対する血管壁の反応性を低下させ、作用を弱めます。

・糖尿病薬

細胞内外のカリウム喪失がインスリン分泌を抑制、末梢でのインスリン感受性を低下させ、効果が著しく減弱します。

利尿作用が減弱

・非ステロイド系抗炎症剤
・インドメタシンなど

非ステロイド性消炎鎮痛剤のプロスタグランジン合成抑制による水、ナトリウム体内貯留傾向が、本剤の水、ナトリウム排泄作用に拮抗するためと考えられています。

麻痺作用を増強させる薬

・ツボクラリン塩化物塩酸塩水和物

血清カリウム値の低下により、薬剤の神経、筋遮断作用が増強されるため、麻痺を強めると考えられています。

降圧作用を増強させる薬

・血圧降下剤
・ACE阻害剤
・β-遮断剤

ルプラックとの併用により血圧が下がり過ぎてしまう恐れがあります。

腎毒性および第8脳神経障害聴覚障害を増強

・アミノグリコシド系抗生物質
・硫酸ゲンタマイシン
・硫酸アミカシン

アミノグリコシド系抗生物質の腎障害および、聴力障害を増強する恐れがあります。

腎毒性を増強

・セファロスポリン系抗生物質

尿細管でのナトリウムの再吸収の増加に伴い、セファロスポリン系抗生物質の再吸収も増加し、腎毒性を増強するおそれがあります。

不正脈を引き起こす薬

・ジギタリス剤
・ジギトキシン
・ジゴキシン

低カリウム血症を引き起こし、ジギタリスの心臓毒性を増強する可能性があります。

過剰のカリウム放出

・糖質副腎皮質ホルモン剤
・ACTH
・グリチルリチン製剤

これらはカリウム排泄の作用をもつため、ルプラックとの併用で過剰なカリウム放出を促す危険性があります。

リチウム中毒を引き起こす薬

・リチウム製剤
・炭酸リチウム

リチウムの腎における再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇する恐れがあります。

サリチル酸中毒を引き起こす薬

・サリチル酸製剤
・サリチル酸ナトリウム
・アスピリン

腎臓の排泄部位において、これらの薬とルプラックの成分との競合が起こり、サリチル酸誘導体の排泄が遅れる恐れがあります。

低ナトリウム血症を引き起こす薬

・カルバマゼピン

ナトリウム排泄作用が増強され、低ナトリウム血症がおこります。